投資・資産運用の本を読む際に注意してほしい3選(大体の本は嘘!)
投資・資産運用を始める人のほとんどが通る道である【投資初心者の本を買い読む】
私ももともとは投資初心者です。右も左もわからぬまま投資を始め、たくさんの投資・資産運用本を購入し読みました。現段階で、その投資・資産運用本に書かれている内容の中で、ほとんどの本に共通して書いてある内容でも、わたしの感覚からして明らかに間違っていることがたくさんあります。
決して嘘ではないんですが、本を出版するうえで「当たり障りのない」表現だったり、「マイナスイメージを植え付ける内容」を控えていたりしている本がたくさんあります。今回は投資本によくある内容について注意してほしい点をご紹介します。
この記事を読んだら・・・
投資・資産運用の本の内容の中で確実ではない内容を理解し、初心者が陥る投資の壁を一足先に超えることができます。
それでは行ってみましょう!
投資・資産運用の本の間違いその1.「年利〇〇%」
これはほとんどの資産運用の本に書かれている内容っだと思います。例えば、銀行に100万円を預けていたとします。銀行の金利は0.1%~0.01%が主だと思います。
1000,000(円) × 0.001(金利) = 1000(円) が1年で追加となります。
これを年利10%の投資信託(プロにお金を運用してもらう)に回すと
1000,000(円) × 0.1(年利) = 100,000(円) つまり10万円がプラスになる。
だから、銀行に預けるよりも投資がいい。このように投資の重要性を説いている本が多いです。
ここでのポイントは必ずしも10%で運用できるわけではないと言う事です。
そのくらいわかると思っている方も多いかと思いますが、年利5%の安全な投資と呼ばれる商品でも、経済状況などで数か月でー20%の損を抱えることも少なくありません。初心者が思っている以上に"安全な投資"の振れ幅は大きいです。
投資・資産運用の本の間違いその2.「〇〇はハイリスク・ハイリターン」
確かにこの表現は間違っていません。国債より株の方がリスクは大きく、株よりFXの方がリスクは大きい場合が多いです。
ただ、カテゴリーでリスクを分けるのは間違いです。
株にも、世界時価総額50番以内に入るトヨタ自動車もあれば、そのトヨタ自動車の1000分の1の規模の会社も株式市場にはうじゃうじゃいます。
この両者の株を保有するのにリスクは全く変わってきます。FXでもレバレッジを抑えた"米ドル/円"に投資すればリスクはぐっと減りますし、逆にハイレバレッジで発展途上国の国の通貨を買えば、それだけリスクは計り知れません。
つまり、「なんとなく危ない」や「なんとなくリターンが凄い」というイメージだけで投資をするのは危険です。正しく恐れ・正しく利益幅を理解することが投資の第一歩です。
投資・資産運用の本の間違いその3.「下がったときに買い、上がったときに売る」
間違いではないんです!間違いではないんですが、要は"それができれば誰でも億万長者になれる"と言う事です。基本的には"下がったとき"と"上がったとき"と言うのは、その証券会社のディーラーでもわかりませんし、株価が安い・高いなんかも個人の主観や、指標で独自で計算しているだけで、これからどう動くかなんてわかりません。
これはニューヨークダウの価格です。(アメリカの平均的な株価の指標)
この後、どうなると思いますか?この2016年に投資をするとして考えてみてください。16000くらいまで下がれば買いますか?
答えはこんな感じです。結果30000付近まで上昇しました。16000を待っていたら完全にタイミングを見失っていました。2020年3月ごろよりコロナウイルスの影響によりガクンと価格を落としていますが。このように"下がったら買う""上がったら買う"と簡単に本に書いてあったりしますが、現実は"底と頂点"がわからないと言う事です。
いかがでしたでしょうか。投資には絶対正解の教科書なんてありません。知識も必須ですが同時に様々な経験を積んでいただき、資産を形成していってください!