資産運用の必須知識 資産運用とは？【お金の知識は早めにつけろ！】

資産運用を始めたい人「基礎知識を教えてください。」

こんな質問にお答えします。今回は資産運用初心者でもわかる資産運用の知ってそうで知らない知識について解説します。

知識１．資産運用って投資でしょ？投資って危ない？

まず、投資未経験者が口を揃えて言うセリフ「投資は危ない」について、"喝！"を入れたいと思います。例えばですが、会社に就職すれば安定は手に入れられますか？という質問に対し、皆さんはこう答えると思います。「会社による」

そもそも、安定の定義も不透明ですし、基準は人それぞれですよね。上場してれば安定？不動産系は資産が多いから倒産しにくい？　I T 企業の方が倒産の確率が高い？

色んな視点から、就職の安定を評価することができます。かの有名なトヨタ自動車と、町工場の小さな企業では、同じ就職でも安定性は全く違います。

"投資に関しても同じことが言えます！"

トヨタ自動車に投資するのと、町工場に投資するのでは、危険性は全然違います。

知識２．資産運用をする上で、通貨が一番安定してる？

実は通貨は、安定度No.1ではない事実

SBI証券より

難しい表を持ってきてごめんなさい・・・。笑

左のチャートがアメリカドル/円のチャート

右のチャートが国債/日本円のチャート

世界一安定している通貨であるドルと円ではここ10年で、120円超～80円未満くらいを推移しています。でも、国債を見てみるとここ10年で、155円超～140円未満を推移しています。値動きで言うと、圧倒的にアメリカドル/円の方が値動きが大きいです。

これは、間接的ではありますが日本円が大きく値動きしています。ただ、国債に関しては値動きはそこまで無く、チャートも緩やかな上昇です。

一概には言えませんが、どちらが安定していると言えるでしょうか？

知識３．資産運用をする上で、円の価値って変動しない？

例えば40年前、物価は今の１/３程度でした。（下記グラフ参照）

予算委員会資料参照
つまり、単純に初任給の手取りはだいたい5万～7万程度、アイスは40円くらいで買える時代に、1000万を持っていたとします。1000万と言えば30年前の感覚で"立派な家が一軒建ちます。それを貯金したまま、現代まで通帳に入金していたとしましょう。今現在、引き出しても1000万円じゃ家は建ちません。立派な家を建てたいなら3000万円は必要でしょう。

つまり"額面は減ってないけど、お金の価値が１/３にまで減少した。と言う事になります。これは大げさな例えですが、20年程度なら寝かしてる人もいると思います。現在はたまたまインフレ（物価上昇）が滞ってる時期ですが、政府はインフレを目標とし、経済政策をしています。個人的な意見ですが、円だけで資産を保有するのはおススメできません。

知識４．資産を銀行にお金を預けておけばお金は無くならない？

今の時代、低金利の影響で経営難になる銀行が多く発生しています。メガバンクも収益の減少や、赤字決済で経営状況が厳しくなってきている現状があります。

では、預けている銀行が倒産したらどうなるのでしょう？

預けたお金はどうなるのでしょう？

結論から言いますと、「1000万円まで」返ってきます。※一般預金口座の場合

つまり、それ以上預けている人は1000万円のみ返金を受け、それ以上預けている分は返ってきません。1000万円を超える部分は別の銀行（できれば別系列の銀行）に預けることをおススメします。

1000万返ってくるとしても、いつになるかわかりませんし、具体的な返金の手続きは不透明です。確実に混乱を招くのは間違いないと思います。"銀行に預けていれば絶対"と言う思い込みを払拭し、"もしかしたら"を頭の片隅に置いておきましょう。

参考資料「要らない銀行」が浮き彫りに、地銀104行ランキング

https://diamond.jp/articles/-/233740

知識５．今後、年金が底を尽きると言う思い込み

まず、下のグラフをご覧ください。

厚生労働省 年金機構参照

年金機構の予算の運用状況になります。実は社会保障で集めた年金は、年金機構により投資・運用をします。その結果が年金積立額に影響しています。いますぐに破綻するなんてことはありません。

 以上になります。

意識していなかった部分も多いんじゃないでしょうか？

是非とも資産運用の世界に飛び込んでもらって、"お金を守ってください"